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新耳袋 第一夜 現代百物語【電子書籍】[ 木原 浩勝 ]価格:638円 |
1年前くらいに購入した、『新耳袋』シリーズの第一巻です。
『新耳袋』には、「自分や知人が体験した話」、「あるいは誰かが体験したと分かっている話」といった、いわゆる実話怪談の百物語形式でまとめられています。
実は、ここ数年まで、このシリーズを知らなかったので、怪談なるものが好きと自負していたわたしにとっては衝撃的でした。
今は、YOUTUBEでも気軽に怪談を楽しむことができる時代になりましたね~。
実話怪談とは
実話怪談というジャンルは、俗にいう『怪談』と異なり、明確な物語のオチが存在しないというところが特徴です。
体験者の実体験で語られているため、よりリアルなお話の感触を楽しめるという、なんとも通な楽しみ方が出来るのです。
また、お話によっては、実際の地名なども明記されていることがあり、より身近に恐怖を感じることができます。
『新耳袋』とは
『耳袋』の由来についてですが、時は江戸時代中期まで遡ります。
根岸鎮衛(ねぎし しずもり)という方が、プライベートで収集した怪異談を編集したもののことですね。
こちらの現代版ということで、『新耳袋』となっております。
耳嚢(みみぶくろ)は、江戸時代中期から後期にかけての旗本・南町奉行の根岸鎮衛が、佐渡奉行時代(1784-87)に筆を起こし、死の前年の文化11年(1814)まで、約30年にわたって書きためた全10巻の雑話集。公務の暇に書きとめた来訪者や古老の興味深い話を編集したもので、さまざまな怪談奇譚や武士や庶民の逸事などが多数収録されている[1]。耳袋とも表記される。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 耳嚢
耳嚢 – Wikipedia 最終更新 2023年7月6日 (木) 07:16
作者について
新耳袋はシリーズもので、第一夜から第十夜まであり、その著者は作家であり怪談蒐集家の木原浩勝さんと怪談師の中山市郎さんです。
木原浩勝さん、中山市郎さんは、どちらも兵庫県出身です。
『第一夜』で登場するお話も、関西方面の舞台が多い印象です。
わたしの楽しみ方
気軽に本を手に取り、パラパラとページをめくりながら、気になるお話がないか、新しい発見がないかと何度か読み返しております。
1話完結なので、気になったお話だけをちょっとした時間に読むといったスタイルがしっくりきます!
なので、わたしは読書タイム以外でも、割と手の届く範囲に置いておきます。
個人的に好きな話 3選 ~『新耳袋』第一夜より~
- 『第四十話 女だけに見えるもの』第四章 家の中に出るものの十六の話より
- 『第六十九話 地下室』第八章 不思議な空間の六つの話より
- 『第九十話 彼女の墓』第十章 死んだ者に関する十三の話より
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